この記事を見ているあなたは、まもなく「直前期」を迎えようとする行政書士の受験生でしょうか。
ここまで、本当に試験勉強お疲れさまでした。
あと一息です!
この「直前期」は、行政書士の勉強期間の中でも、非常に大事にされています。
大手の予備校でも、「直前期」だけで動画や記事のテーマになっているほどです。
私は、行政書士試験は今年で3年目になります。
令和5年度の本試験も受けました。
これまで2年間を振り返ると、直前期の過ごし方を間違えたから不合格しました。
だから、もう二度と同じ失敗を繰り返さないよう、自分に向き合い、テーマをもって直前期を過ごしました。
その結果、令和5年度の試験では、記述抜きで188点(自己採点)を取ることが出来ました。
そんな私の今年の経験を踏まえて,
この記事では、直前期について3つのポイントをお伝えします。
- 行政書士試験の直前期の心構え
- 直前期でやるべきこと。
- 私の直前期の点数の伸び方
この記事を読むことで、あなたの直前期の過ごし方や、直前期を迎えるまでに何をしたらよいのかがわかります。
この記事を読んだら、早速直前期で実践してみてくださいね。
これから勉強を始める方は、早速講座やテキストを買って行政書士の勉強を始めましょう!
行政書士試験の直前期の心構え
行政書士試験の直前期とは、一般的には9月から試験前日までの約2か月半の期間のことです。
行政書士試験の大手予備校では、直前期の過ごし方で合格が決まるとも言われています。
直前期が最も大事な理由
行政書士試験では、基本問題を確実に正解できるようになることが合格につながります。
そのために、直前期では、あいまいな知識を、確実な知識に仕上げるのです。
直前期では、試験が近くなるため、直前期前と比べて集中力が上がります。
集中力があがると、勉強にも身が入って効率が上がります。
一方で、不安や緊張も出てくるものです。

「本当にこのままで合格できるのかな……?」
不安が何度も頭をよぎります。
それは、あなただけなくほとんどの受験生が感じている不安です。
あなただけが点数伸びないわけではありません。
そして、不安に向き合ってください。
何が不安なのか自問自答してください。
不安に向き合える人が、試験の直前まで模試の得点がどんどん上がります。
8月までの模試で得点がなかなか上がらなかったとしても、直前期で一気に逆転できる可能性があるのです。
直前期にやるべきこと
では、具体的に直前期に何をするべきかを解説します。
直前期にやるべきこと
まずやるべきことは、
「基本問題を、何度も繰り返して、確実に正解できるようにすること」
です。
テキストやノートは、あなたがこれまで使ったものを使いましょう。
これまで使ってきたテキストは、どこのページに何が書いているかが、あなたは使い慣れているはずです。
基本問題や頻出問題につながる要件や判例、表はすぐに調べられるようにしましょう。
ふせんをつけること、タグをつけること、赤や黄色でハイライトするのもおススメです。
※下の画像は実際に私が使っていたノートの一部です。


試験中だと、テキストやノートに書かれた要件や判例、表のイメージを頭に思い浮かべて解答することもあります。
だから、基本問題や頻出問題につながる要件や判例、比較表は何度も繰り返して確認するのです。
よく間違えてしまう問題、ひっかけ問題に引っかからないように何度も確認して確実に正解できるようにしましょう。
模試を受ける
基本問題を確実に正解する勉強と同時に、模試を受けるようにしましょう。
ポイントは、本番と同じ3時間通して受けることです。
これまでは、分野ごとの勉強を行い休憩しながら勉強してきたでしょう。
しかし、本番の試験は3時間通して受けます。
全くわからない問題が出ることや、自信がない回答をすることもあります。
不安や焦りを抱えたまま3時間解答用紙に向き合わなければなりません。
そして時間の経過とともに、体力や集中力も落ちてきます。
すると、平常心でいられず焦るので、あなたの本当の実力を知ることになります。
あなたの弱い分野が浮き彫りになります。
思ったような点数が出ずに、落ち込むこともあるかもしれません。
しかし、それは本番ではありません、ただの模試です。
直前期なら全然間に合います。
点数という結果を真摯に受け止めて、間違えていた基本問題を確実に正解できるようになればいいだけです。
模試の種類は、複数の予備校の模試を受けることがおススメです。
予備校ごとに、それぞれ出題分野や設問方法が違うので、勉強範囲の偏りがなくなります。
複数の予備校の模試を受けることで、本番でどんな問題が出題されても対応できるようになれます。
例え、わからない問題が出て焦ることがなくなります。 模試と同じ実力を発揮できるように、模試の段階から準備を進めておきましょう!
直前期にしてはいけないこと
直前期では、これまでの数か月間勉強してきたあなた自身を信じることが大事です。
たとえ結果が出なくても、少しずつ問題を解けるようになってきているはずです。
それでも、模試の結果が出ないと自信を無くす方もいるでしょう。



「自分のやり方が間違っているんじゃないのか?」



「他のやり方はあるんじゃないの?」
そして、ネットで調べた新しい勉強法を試したり、新しいテキストを買う人もいます。
それはNGです。
新しいテキストを使ったり、新しい勉強法を試してみても、余計に自信を無くすことになりかねません。
これまで使ってきたテキストやノートで、
「基本問題を、何度も繰り返して、確実に正解できるようにすること」
を目指しましょう。
私の直前期の模試の記録
ここからは私の2023年の直前期の模試の得点の上がり方と気持ちの変化をお伝えします。
2023年の直前期の模試の種類、受験日、得点
模試の種類をクリックすると、模試のページに飛びます。
| 模試の種類 | 模試日 | 合計点 | 基礎法学 | 憲法五肢 | 行政法 五肢 | 民法 五肢 | 商法 会社法 | 憲法 多肢 | 行政法 多肢 | 行政法 記述 | 民法 記述 | 一般 知識 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アガルート | 8/21 | 152 | 0 | 8 | 60 | 28 | 4 | 8 | 14 | 10 | 0 | 20 |
| 合格革命① | 9/9 | 170 | 8 | 12 | 52 | 28 | 0 | 8 | 14 | 0 | 12 | 36 |
| 合格革命② | 9/16 | 152 | 4 | 12 | 52 | 16 | 8 | 4 | 12 | 6 | 10 | 28 |
| 合格革命③ | 9/18 | 158 | 4 | 12 | 56 | 12 | 4 | 8 | 16 | 10 | 12 | 24 |
| LECファイナル模試 | 9/30 | 172 | 0 | 16 | 48 | 20 | 4 | 8 | 14 | 10 | 20 | 32 |
| TAC ① | 10/8 | 226 | 8 | 20 | 56 | 36 | 8 | 6 | 12 | 20 | 20 | 40 |
| TAC ② | 10/14 | 172 | 8 | 16 | 44 | 16 | 8 | 8 | 14 | 8 | 22 | 28 |
| TAC ③ | 10/21 | 180 | 0 | 16 | 56 | 28 | 8 | 8 | 14 | 0 | 14 | 36 |
| 伊藤塾 ① | 10/29 | 217 | 4 | 20 | 64 | 20 | 6 | 6 | 12 | 20 | 27 | 32 |
| 伊藤塾 ② | 11/3 | 184 | 0 | 16 | 60 | 36 | 6 | 6 | 10 | 12 | 8 | 28 |
| 本試験 | 11/12 | 216 | 8 | 12 | 68 | 32 | 4 | 4 | 16 | 12 | 22 | 44 |
直前期中の気持ちの変化
まず、8月にアガルートの模試を受けました。



「これまで2年間勉強し続けてきたし、180点は超えるだろう」
最初は期待していました。
しかし、全く結果が出ませんでした。



「これまでの2年間は何だったんだ……」
合格する自信がなくなり、本当に落ち込みました。
逃げたくなりました。
でも、



「今年こそ、絶対に合格するんだ!」



「来年も同じことを繰り返すのはもう嫌だ!」
なんとか自分を奮い立たせて、間違えた問題の解説を読み込みました。
冷静になって読んでみると、間違えたのは基本的な条文知識だったことに気が付きました。
それからは、基本問題を間違えると、すぐに条文を確認するようにしました。
9月からは、家で模試を受けるときも、3時間通しで試験を受けるようにしました。
本番と同じ環境で受けることで、自分の本当の実力を測れると思ったからです。
週末の時間を使ってLEC、TAC、合格革命、伊藤塾といった市販の模試を受けて、170点代が取れるようになりました。
しかし、180点は超えられませんでした。
ただ、間違えた問題はをよく見てみるとあることに気が付きました。
それは、間違えた問題は基本問題や頻出問題、つまり、ノートにまとめていることばかりだったのです。



「間違えたのは、『知識があいまいだったから』、ただそれだけなんだ!」



「全然落ち込むことはない!大丈夫!」
そして、「基本問題を、何度も繰り返して、確実に正解できるようになる」ことを続けました。
基本問題を解いてみて、間違えたらノートや条文を確認、それだけを繰り返しました。
10月後半の試験から、3回連続で180点を超えるようになれました。
確実に去年の自分より、実力が付いていると思えました。
出来ない問題もありましたが、基本問題でミスすることがなくなりました。
本番当日も、これまで受けてきた模試と同じ気持ちで臨むことが出来ました。
分からない問題が出ても、わからないことが気になりませんでした。
自分の持てる力は、すべて出し切れたと言えます。
直前期を振り返ると、模試を何度も受けて自分の実力に向き合い続けたことが試験でも良い結果につながりました。
直前期までに済ませたいこと
直前期を迎えたからといって、それまで勉強をしなくていいというわけではありません。
直前期を迎えるために、最低限の勉強が必要です。
直前期前の8月時点で4割~5割程度の問題を正解できるレベルが求められます。
そのためには、行政法・民法の基本問題・頻出問題についてテキストやノートを何度も読み込むことが大事です。
テキストを使い慣れておくこと、自分なりの勉強法を身に着けておくこと。
それができる人が、直前期で一気に点数が上がります。
行政法と民法について、直前期までの勉強法を知りたい方はこちらの記事から!




まとめ
この記事のまとめです。
- 行政書士試験では直前期で合格するかどうかが決まる
- 直前期では、「基礎問題を何度も繰り返して確実に正解できるようになること」を目指す。
- 模試を受けて自分の実力に向き合うことも大事。
2024年の行政書士試験の勉強は今すぐ始められます。
時間的に余裕があるうちに勉強すれば、あとになって修正することもできます。
しかし、時間的に余裕がないと修正もできません。
直前期を迎えるために、今のうちに使うべき講座やテキストを決めましょう。
以下の記事で、おススメの講座やテキストを紹介していますので参考にしてください!









