行政書士試験の勉強を始める時、

「そもそもノートって必要なの?」
と考えたことはありませんか?
私は、独学で行政書士試験を進めてきて、今年で3年目になりました。
自分なりに学んだことをノートに何度も何度もまとめ、失敗を繰り返しました。
失敗を繰り返した結果、2023年11月(令和5年度)の試験では216点取れました。
その経験から、これから行政書士試験の勉強を始めようとする方へ、以下のことをお伝えします。
- ノートを取る目的
- ノートの書き方
この記事を読んで、真面目な人ほど陥りやすいノートの目的のワナを見抜き、
効率的な試験勉強を進めてください!
ノートをとる目的
そもそもノートをとる意味とは?
初めに結論を伝えます。
行政書士試験の勉強でいきなりノートをとるべきではありません。
理由は3つあります。
理由①:ノートをとることが目的になってしまう。
行政書士試験でノートをとる本来の目的は、
テキストでは足りない内容を補うためです。
テキストに書かれている内容は、行政書士試験に合格するために必要なことをほとんどカバーしています。
カバーしきれない内容をノートで補うことがノートを取る目的です。
しかし、勉強を始めたばかりの方は
『自分が学んだ内容を「綺麗に」、「見やすく」、「しっかり」、まとめなければならない!』
と思いこんで、テキストの内容を、綺麗に見やすくまとめる「作業」をしがちです。
その結果、テキストでは足りない内容を補うためのノートが、
「作業」のためのノートになってしまいます。
まずはテキストを読んでみて、
すぐに復習できるような工夫を考えるべきです。
ノートにまとめるのは合格のための手段です。
目的ではありません。
理由②:効率が悪い。
ただ、「学んだ内容を綺麗に見やすくまとめる」ことは、全くの無駄とは言えません。
自分で学んだ内容まとめることが記憶の定着になることは、確かにあります。
しかし、残念ながら効率的な勉強とは言えません。
なぜなら、行政書士試験の受験生には、時間がないからです。
行政書士試験を受ける受験生を年代別に見てみると、そのほとんどが20代~50代の働き盛りの世代です。
令和4年度の受験生のうち、男性の84%、女性の92%は20代から50代でした。
私自身も40代です。
私たちは、毎日の通勤、仕事、家庭の役割に追われています。
その中でなんとか自分の時間を確保して、行政書士試験の勉強をしてます。
にもかかわらず、綺麗に見やすくまとめる作業が目的のノートを作成するのは、効率的とはいえません。
行政書士試験という長旅のスタートで、最短ルートを進もうとしているのに、いきなり道に迷って遠回りしてしまうようなものです。
理由③:ノートに書いた内容が役に立たなくなる。
初心者の方でもテキストで勉強していくと、
新しい学びがあります。
真面目な初心者は、新しい学びをノートまとめていくことが勉強につながると思いがちです。
しかし、初心者の方がノートにまとめた内容は、行政書士試験の合格のためには役に立たないノートになってしまうことがあります。
例えば、民法の「錯誤」についての知識として、
「錯誤は、取り消すことが出来る」
とノートに書いたとします。
間違ってはいません。
しかし、残念ながらこれだけでは行政書士試験には足りません。
行政書士試験でも通用するレベルなら、これらが一目でわかるノートが求められます。
私の場合は、最低でも以下の内容をノートにまとめます。
- どのような場合に取消可能なのか(要件)
- 例外(但書)はあるのか。
- 第三者への対抗要件はあるのか。
- 実際の試験での設問例。
残念ながら初心者の方は、行政書士試験に通用するレベルに気づくことは難しいです。
テキスト→練習問題→過去問と取り組んでいくとことで、
行政書士試験に必要な知識に気が付きます。
初めから頑張ろうとして、
「お、これは勉強になる!」
と思ったことをまとめたノートは、
後の方になると役に立たなくなります。
勉強を始めたばかりで、正確な知識を覚えようとするとき、
まずはテキストの内容を正確に覚えることから始めるべきです。
必要なことはメモとしてテキストに書き込むべきです。
ノートの取り方
まずはテキストを「ノート化」する。
ここまでは、「初心者は」ノートを取るべきではないことを伝えてきました。
言い換えると、「初心者でなければ」ノートをとることは行政書士試験の勉強法としてOKということです。
ノートを取ってもよい人とは「ノートを取る必要性を感じる人」です。
ノートを取る必要性を感じる人は、
テキストを一通り学習し、過去問を何度か解いていると、
- よく出る分野(頻出分野)
- 類似した問題
- 迷いやすい選択肢
があることに気が付きます。
そんな時、自分のテキスト見ても、
バラバラに書かれているため、まとまっていません。
そこで、まとめノートを作る必要性を自ら感じる人はノートを作ってOKです。
しかし、いきなりノートを作ろうとしてはいけません。
まずは、テキストにメモ書きしてテキストをノート化します。
いきなりノートを作ることではなく、
テキストの余白に足りない内容をメモ書きして、テキストそのものをノート化しましょう。
テキストで足りない時に「ノート」を作る
テキストの中にメモが書ききれない時、
補いきれない時、ノートを作成します。
ノートを作るなら、手書きのノートではなく、
ワードやエクセルなど編集しやすいものにします。
理由は、いつでも修正できるからです。
勉強を進めていくと、更に新しい発見があります。
しかし、手書きのノートでは、新しい内容を追加したくてもできないことがあります。
ワードやエクセルであれば、内容の追加や編集も簡単にできます。
さらに、ネットから切り抜いた図(画像)を直接挿入することもできます。
試験の3か月前くらいになったら、プリントアウトしましょう。
いつでも復習できる自分オリジナルのテキストにするのです。
思わずノートにとりたくなる効率的な勉強法
ここからは、思わずノートに取りたくなるおススメの勉強法を紹介します。
行政書士試験攻略の専門サイトの記事を使う
過去に行政書士試験の勉強をしてきた先輩たちは、テキストにメモを書き込み、ノートをとってきました。
そして、勉強した内容をネットに公開している先輩もいます。
例えば「行政書士試験 行政事件訴訟法 訴えの利益 判例」)などと検索すると、
それをまとめたサイトや無料記事が見つかることがあります。
サイトや無料記事の内容を自分のノートにして役立てるのです。
先輩のノートを参考にしながら勉強を進めることで、自分でノートを取るよりも短時間で効率的に勉強できるでしょう。
こちらで紹介する3つのサイトは無料にもかかわらず、ノートに取りたくなる情報が豊富です。
私自身も試験期間中に何度もお世話になりました。


私のブログには、行政法や民法でまとめたノートの一部を公開しています。
コピーフリーですので自由に使い、ノートの取り方に参考にしてください。




予備校の講座を受ける
ネットで検索すると、大手の予備校の行政書士試験の講座がいくつもヒットします。
予備校の講師は、行政書士試験の対策を教えるプロです。
行政書士試験の問題を解くためのコツや、勉強法の研究を重ねています。
そんな予備校の講師の講座を聴くことは、最も効率的な勉強法と言えます。
また、実際に行政書士試験で覚えるべきポイントを伝えてくれるので、あなた自身のノートを作ることも役立ちます。
私自身、これまでは独学で勉強を進めてきました。
そんな私も伊藤塾の坂本講師の動画を見て、新しい勉強法の発見がありました。
以下に動画のURLを載せておきます。無料で見ることが出来ますので是非見てください。
こちらの記事で2024年の行政書士試験に向けた予備校の講座を紹介しています。


まとめ
この記事の内容のまとめは以下の通りです。
- 初心者はいきなりノートを取らないこと
- まずはテキストにメモ書きすることから始めること
- ノート取るタイミングは「必要性を感じた時」
- 行政書士試験攻略のサイトや講座を使う
ノートを取る必要性を感じていないのであれば、まずはテキストから勉強を進めましょう!







