これから行政書士試験を始めようという貴方へ。
行政書士試験の勉強を始めたばかりの貴方へ。
行政書士試験は、始めたばかりの貴方はこのような悩みがあるのではないでしょうか。

「範囲が広すぎる!範囲を絞って勉強できないのかな?」



「試験で合格するためにまずは何をしたらいいの?」
この記事では、そんな貴方に以下の2つをお伝えします。
- 行政書士試験の配点戦略
- 行政法、民法、憲法、商法・会社法、基礎知識の勉強方針
私自身も、勉強を始めたばかりは同じ悩みを抱えて勉強していました。
テキストを読んでも手ごたえがなく、範囲が広くて復習もできませんでした。
振り返ってみると、勉強の優先順位や方針を決めなかったことが反省点でした。
がむしゃらにやるしかなかったので、無駄な勉強が多かったのです。
優先順位や方針を決めることの大事さに気づき、令和5年度の行政書士試験を受けました。
その結果、記述抜きで188点(自己採点)取れました。
この記事を読むことで、勉強に優先順位をつけて合格基準を目指すための方向を決められます。
具体的に、いつまでに何をするべきかイメージを持てるでしょう。
イメージが持てたら、テキストや講座を使って早速勉強をスタートさせましょう!
基本的な勉強方針
勉強の優先順位を決める
行政書士試験の勉強方針を決めるために、まずやることは優先順位を決めることです。
行政書士試験では、行政法と民法の勉強が欠かせません。
行政法と民法を勉強の中心にしましょう。
まずは、五肢択一式を解けるようになることが最初の目標です。
五肢択一式を解けるようになることが、記述式を解くための勉強にもなります。
おススメの勉強の優先順位は、以下の通りです。
- 行政法、民法
- 憲法
- 基礎法学
- 商法・会社法
- 基礎知識
私は、試験の前日までこの優先順位の通りに勉強していました。
特に、行政法と民法が合格基準に達することをだけを意識していました。
まずは、行政法と民法の勉強からスタートさせてください。
9月までに全体で5割を取れるようにする。
私の今年の勉強経験だと、9月までに全体で5割前後取れれば、合格できる可能性があります。
最初のうちは、テキストの内容を理解できません。
過去問を解いてみても、手ごたえもありません。



「本当にこれで6割もとれるのかな……?」
とても不安になります。
でも、最初から合格基準を目指さなくてもいいんです。
9月までに全体で5割前後(140-160点)を目指すことをサブゴールにしましょう。
そのために、8月中には2回模擬試験に挑戦します。
模試は、外部で受けても市販の模試でもどちらでも構いません。
ポイントは、本番と同じように模擬試験を受けることです。
2回受けて、1回でも140点-160点取れれば、OKです。
直前期となる9月から11月2週目までは、自分の弱みをひたすら克服し、ひたすら記憶します!
本当にキツイ時期ですが、



「あと、2か月!
終わったら自分にご褒美あげよう」
と思って頑張りましょう!
全体の配点戦略
実際に合格基準に達するために配点戦略を2つのパターンに分けて紹介します。
基礎知識が得意な人の配点戦略
時事問題や文章理解が得意で、14問中9問解ける自信がある方の配点戦略です。
| 正解数/ 問題数 | 点数 | |
| 行政法 五肢択一式 | 14/19 | 56 |
| 行政法 多肢選択式 | 5/8 | 10 |
| 行政法 記述式 | 10 | |
| 民法 五肢択一式 | 6/9 | 24 |
| 民法 記述式 | 16 | |
| 憲法 五肢択一式 | 3/5 | 12 |
| 憲法 多肢選択式 | 2/4 | 4 |
| 基礎法学 | 1/2 | 4 |
| 会社法・商法 | 1/5 | 4 |
| 基礎知識 政治経済社会 | 3/4 | 12 |
| 基礎知識 情報通信/ 個人情報保護法 | 2/4 | 8 |
| 基礎知識 文章理解 | 3/3 | 12 |
| 基礎知識 行政書士法、 住基法、戸籍法 | 2/3 | 8 |
| 合計 | 180 | |
基礎知識が得意な人でも、行政法・民法の勉強が中心になります。
基礎知識が苦手な人の配点戦略
行政法や民法をしっかりと勉強して実力で勝負したい方の配点戦略です。
| 正解数/ 問題数 | 点数 | |
| 行政法 五肢択一式 | 15/19 | 60 |
| 行政法 多肢選択式 | 6/8 | 12 |
| 行政法 記述式 | 10 | |
| 民法 五肢択一式 | 7/9 | 28 |
| 民法 記述式 | 20 | |
| 憲法 五肢択一式 | 3/5 | 12 |
| 憲法 多肢選択式 | 3/4 | 6 |
| 基礎法学 | 1/2 | 4 |
| 会社法・商法 | 1/5 | 4 |
| 基礎知識 政治経済社会 | 1/4 | 4 |
| 基礎知識 情報通信/ 個人情報保護法 | 1/4 | 4 |
| 基礎知識 文章理解 | 2/3 | 8 |
| 基礎知識 行政書士法、 住基法、戸籍法 | 2/3 | 8 |
| 合計 | 180 | |
基礎知識は14問中正解数が6問未満で足切りになります。
法律系の問題でどんなに高得点でも、基礎知識はが6問未満だと不合格なので注意しておいてください。
では、それぞれの分野の配点戦略を解説します。
行政法の配点戦略
行政法の五肢択一式の配点戦略
行政法の合格基準では、19問中14問以上が目標です。
9月までに12問以上正解できることを目指しましょう。
行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法の五肢択一式は、すらすら解けるようになるのが理想です。
勉強方針として、難問・奇問は勉強しないことが大事です。
難問・奇問とは、正解率が20-30%以下になるような問題です。
行政法では2問程度は難問・奇問が出やすく、間違えても仕方がないものです。
難問・奇問を解けるようになっても、合格できるようにはなりません。
勉強するべきは、頻出問題や基本問題です。
頻出問題や、基本問題を確実に解けるようになれば、19問中14問以上正解することは難しくありません。
基本問題を正解できる確実な知識を身につけましょう。
行政法の多肢選択式の配点戦略
多肢選択式は、8問中5問以上を目指しましょう。
ただ、多肢選択式のための勉強は必要ありません。
五肢択一式の勉強をすることで、多肢選択式も解けるようになります。
行政法の記述式の配点戦略
記述式では、まず部分点をとることを目指しましょう。
目標は、20点満点中6点~12点です。
勉強方針は、問われているテーマ対する回答を40文字程度で書けるようになることです。
テーマに対して、文章で回答できないと、部分点すらもらえないこともあります。
行政法の記述式では、行政事件訴訟法の訴訟方法が出題されやすいです。
問題文からどのような訴訟を提起するべきかを問われます。
だから、記述式の勉強として、最初は行政書士事件訴訟法の過去問を中心に勉強しましょう。
ただし、記述式は運次第なところもあります。
どんなに頑張って勉強しても、思いもよらないところから出題されることもあります。
まずは、五肢択一式の勉強が最優先です。
民法の配点戦略
民法の五肢択一式の配点戦略
五肢択一式で9問中6問以上が必要となります。
9月までに5問正解できることを目指しましょう。
優先順位は、以下の通りです。
- 総則、物権法、債権法
- 親族法・相続法
親族法・相続法は、余裕があるなら勉強する程度でかまいません。
ポイントは、過去問を分析して、頻出分野を優先的に取り組むことです。
そして、基本問題を確実に正解できるようになることが民法攻略のカギです。
以下のリンクは、平成25年度から令和4年度までの過去問の頻出分野を分析した表です。
表の黄色い部分から優先的に勉強することをおススメします。


基本的な問題を確実に正解できるように学び終わったら、残りの分野の勉強に取り組みましょう。
民法の記述式
民法の記述式でも行政法と同じで、問われているテーマ対する回答を40文字程度で書けるようになることです。
2問で20点以上取れるようになることが目標です。
民法の記述時期では、どの分野から出題されるかわかりません。
ただ、親族法・相続法の出題実績は少ないです。
そのため、総則、物権法、債権法の過去問を中心に勉強していくとよいでしょう。
具体的な民法の勉強法を知りたい方は、こちらの記事を見てください。


憲法の配点戦略
憲法の五肢択一式
憲法は、ここ数年難しくなる傾向にあります。
問題数も多くないのに、難問・奇問も出やすいです。
そこで、5問中3問を目指しましょう。
そのうち1問は、天皇、国会、内閣、裁判所の「条文の暗記」で正解できます。
残り2問は、テキストと過去問の基本的な判例知識を確実に押さえましょう。
憲法の多肢選択式
多肢選択式では、4問中2問以上を目指します。
五肢択一式を中心に勉強して、余裕があれば多肢選択式を学ぶ程度で構いません。
基礎法学の配点戦略
基礎法学は、出題範囲がとても広く勉強する範囲も絞りづらいです。
そこで、2問中1問とることを目指しましょう。
1問とるためには、テキストと過去問の勉強で十分です。
基礎法学は記憶で解く問題です。
だから、行政書士試験の勉強はじめたばかりの頃に勉強しても忘れてしまいます。
ポイントは、試験の2か月前から勉強を始めることです。
商法・会社法の配点戦略
商法・会社法の配点戦略
商法・会社法はいわゆる捨てるべき分野です。
5問中1問の目標で構いません。
他の分野の勉強で手一杯なら、最初から完全に捨てるということも合格のためならありです。
ただ、他の分野の勉強を終えてやることがない方は、設問37の「会社設立」から勉強しましょう。
毎年、設問37は「会社設立」から出題されており、確実な4点が狙えるからです。
基礎知識の配点戦略
基礎知識は、令和6年度(2024年度)から実施される試験科目です。
これまでの一般知識が基礎知識に変わりました。変更の経緯が知りたい方はこちらの記事から


14問中6問以上の正解を目指すために、必要な配点戦略を解説します。
政治・経済・社会の配点戦略
政治・経済・社会は、4問は出題されると予想します。
そして、1問以上はとれるようにしましょう。
ただし、対策が立てづらい分野なので、勉強は直前期まで後回しで構いません。
他の分野を勉強することに力を使いましょう。
情報通信、個人情報保護法の配点戦略
情報通信、個人情報保護法も4問は出題されると予想します。
こちらも、1問以上はとれるようにしましょう。
勉強法は、総務省『国民のためのサイバーセキュリティサイト』を見ておくとよいです。
ただ、勉強は直前期まで後回しで構いません。
文章理解の配点戦略
文章理解は、これまでどおり3問出題されると思われます。
3問中2問は正解することが理想です。
得意な人は全問正解も狙えますし、直前期でもほとんど勉強すること必要がありません。
苦手な人でも、直前期まで勉強は後回しにしましょう。
住民基本台帳法、行政書士法、戸籍法の配点戦略
令和6年度からの新しい試験範囲として、住民基本台帳法、行政書士法、戸籍法が加わりました。
3問は出題されると予想しています。
2問以上取ることを目指しましょう。
ただ、配点も多くないので直前期まで勉強は後回しで構いません。
行政書士法の条文数は、全部で26条です。
私がよくお世話になっていた行書塾の無料動画でもポイントを解説していたので参考にしてください。
基礎知識の具体的な学習法や、使えるサイトを知りたい方はこちらの記事から!


まとめ
この記事のまとめです。
- 勉強する分野の優先順位を決める。
- 行政法と民法の基本問題を確実に正解できるようになる。
- 他の分野の勉強は直前期まで後回し。
- 9月までに5割(140点-160点)をサブゴールにする
行政書士試験の勉強のスタートは早ければ早いほど有利になります。
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