これから行政書士試験を始めようという初心者の方は、おそらく初めて法律系の試験勉強にチャレンジします。
そして、このような疑問があるのではないでしょうか。

「法律をどうやって勉強したらいいの?」



「行政書士試験では、どの科目を勉強したらいいのか?」
私自身、2019年に始めたとき、とりあえず適当なテキストを買って勉強を始めました。
今、その時の自分に伝えたい言葉があります。



「それ、間違ってるよ」



「基本は知らなきゃダメだよ」
この記事では、初心者の方に私と同じ間違いをさせないように以下の内容を伝えています。
- 行政書士試験の基本的な勉強法
- 合格するための重要な科目
- おススメの講座
私は令和5年度の行政書士試験を受験しました。
今年で3回目の受験で、絶対に合格したいと金ていました。
そこで、合格するために改めて自分の勉強法を見直し、「基本的な勉強法」をまとめました。
そして、客観的に初心者の自分に進めたい行政書士試験の講座やテキストを選びました。
その結果、2023年11月(令和5年度)の試験では216点とれました。
こちらの記事では、無料版のテキストやお試し講座もお勧めしていますので、まずは体験してみてください。
行政書士試験の勉強法
基本的な勉強法
行政書士試験の勉強で絶対に外せない科目は、行政法と民法です。
行政法と民法のテキストと問題集を反復して勉強することが、勉強法の基本になります。
他の科目は勉強から外すことができても、この2つを外してしまうと合格することはできません。
だからといって、気合を入れすぎて勉強すると、覚える量の多さに圧倒され、挫折します。
初心者の方が最初から全て理解しながら勉強を進めるのは、ほぼ無理です。
そこで、まずは行政法や民法の全体図をざっくりと見てみることから始めてください。
わからない箇所があれば、飛ばしてしまってOKです。
そして、テキスト(インプット)が終わったら、問題集(アウトプット)にチャレンジして、またテキストに戻って復習する・・・を繰り返します。
「繰り返す」ことが、行政法と民法の基本的な勉強法です。
「繰り返す」ことが行政書士試験の合格につながります。
理想的には、テキスト ⇒ 問題集 ⇒ テキスト・・・を最低4周した後で模擬試験にチャレンジします。
最初は問題が解けなくてもかまいません。
意味が分からない問題があってもかまいません。
最後まで一通り勉強して、ようやく最初の法の意味が分かることもあります。
くれぐれも、最初から全て覚えようとしないでください。
1年間の行政書士試験の勉強スケジュール
初心者の方は「1年前」、つまり11月後半には勉強をスタートさせるべきです。
スタートしてから1年間のスケジュールと、それぞれの期間の勉強法を解説します。
下の図は、11月後半から行政書士試験勉強をスタートさせた時のイメージです。


11月-1月前半 行政法と民法の基本のインプットのため、テキストを1周。
1月後半-2月 憲法と基礎法学・その他の科目のテキストを1周。
3月から7月 行政法と民法を中心にアウトプット(問題集)とインプット(テキスト)を最低3周繰り返し、基礎知識を定着させ、問題を解く実力をつける。
8月以降 各予備校の模擬試験に挑戦して、予想出題分野についてアウトプットを中心に勉強。
自分の苦手な知識、曖昧だと感じる知識は、再びテキストに戻ってインプット。
初心者おすすめのテキストと講座
行政書士試験の勉強法がわかって、更に自分にあった講座やテキストを選べるといいですよね?
しかし、ネットで調べると数多くのテキストと講座が見つかります。
何が良いのかわからず混乱するでしょう。
そこで、以下のポイントを比較して、初心者におススメの講座を紹介します。
- 料金
- 勉強時間
- 模擬試験回数
- 講師への質問
おススメの講座
| 料金 | 早期購入 割引 | 講義時間 | 模擬試験数 | テキスト | 問題集 | 合格率 | 合格特典 | 一般教育訓練 給付金制度 | 講師への 質問回数 | 講師の サンプル動画 | |||
| アガルート 「入門総合カリキュラムフル」 | 238,000円 | 20%割引 2024/2/29まで | 約330時間 | 1回 | スマホ PC 紙 | 紙のみ | 48.99% | 合格なら 全額返金 | なし | 100回迄 | You Tube | ||
| 伊藤塾 「一括配信コース」 | 218,000円 | 208,000円 2024/1/31まで | 約194時間 | 2回 | 紙のみ | 紙のみ | 非公開 | なし | なし | 1週間に1回 | You Tube | ||
| クレアール「2024・25年合格目標 【初学者対象】 完全合格カレッジ セーフティコース」 | 248,500円 | 99,400円 | 約473時間 | 1回 | スマホ PC 紙 | 紙のみ | 非公開 | 不合格なら無料で受講継続 | なし | 制限なし | You Tube | ||
| フォーサイト 「バリューセット3」 | 94,800円 | なし | 約61.7時間 | 2回 | スマホ PC 紙 | スマホ PC 紙 | 54.10% | 不合格なら全額返金 | あり | 25回 | You Tube | ||
| TAC 「プレミアム本科生Plus」 | 264,000円 | なし | 約208時間 | 2回 | スマホ PC 紙 | 紙のみ | 非公開 | なし | あり | 80回 | You Tube | ||
| スタディング 「行政書士合格コースコンプリート」 | 72,400円 | 59,400円 2024/2/29まで | 約89.5時間 | 1回 | スマホ PC | スマホ PC | 非公開 | なし | なし | 有料オプション | なし | ||
| 東京法経学院 「新・最短合格講座 2024」 | 94,100円 | 56,410円 2024/1/16まで | 約108時間 | 3回 | 紙のみ | 紙のみ | 非公開 | 合格したら 全額返金 | なし | 制限なし | You Tube | ||
それぞれの講座の良い所、悪い所はこちらの記事で解説しています。


おススメのテキスト
分量が他の予備校のテキストより多く、とことん勉強したい人にはおススメ!
700ページ以上ありますが、科目ごとに冊子を分けることができるので勉強しやすいです。
テキスト選びのポイント
講座を購入すれば、テキストや問題集は必要ありませんが、独学でやろうとするならテキストや問題集を自分で選ぶ必要があります。
ポイントは、紙のテキストを選ぶことです。
紙のテキストだとテキストに直接書き込み出来るので、ノートを作らずに効率的に勉強を進められます。
初心者の方がノートをとってはいけない理由はこちらの記事に詳しく書いています。


行政書士試験の基礎知識
行政書士試験をチャレンジするにあたり、試験範囲や配点は確認しましょう。
なぜなら、勉強するべき重要科目と、しなくてもよい捨て科目がわかるからです。
基礎知識を知って、効率的に勉強を進めましょう。
行政書士試験の試験範囲
試験範囲となる科目は、以下の8つになります。
- 行政法
- 民法
- 憲法
- 基礎法学
- 商法・会社法
- 政治・経済・社会(一般知識)
- 情報通信・個人情報保護(一般知識)
- 文章理解(一般知識)
①行政法の試験範囲と基本勉強法
行政法で学ぶ内容の例は以下の通りです。
- 役場への書類の申請手続
- 不服を申立てる方法
- 裁判所に訴える手続
- 国や地方の行政組織の仕組み
行政法は、行政書士試験の中心科目です。
基本的に暗記することが多く、出題のパターンをつかむことが暗記のポイントになります。
行政法の勉強法をもっと知りたいかたは、こちらの記事から!


②民法の試験範囲と基本勉強法
民法で学ぶ内容の例は以下の通りです。
- 契約の権利やルール
- 家族関係のルール
- 物の係る権利
民法は、行政法と共に行政書士試験の中心となる科目です。
民法と行政法の勉強=行政書士試験勉強といってもいいくらいです。
試験では条文の暗記と、条文を問題文にあてはめることが基本の勉強法です。
民法で、9問中7問正解した勉強法を知りたい方はこちらの記事から!


③憲法の試験範囲と基本勉強法
- 国民の権利の定義、解釈
- 国会、内閣、裁判所のルール
憲法では、判例の知識、条文の知識を問われます。
統治は比較的暗記が多いです。
まずは、判例を読み、試験で問われるポイントが何かを押さえましょう。
④基礎法学の試験範囲と基本勉強法
基礎法学は、法を学ぶ上での基礎知識、用語、考え方を問われます。
基礎法学という名前からも、最初から学ぶべきと思いがちですが、その必要はありません。
他の科目を勉強を進めると、自然と身に付いていく分野です。
試験対策も直前期から始めるようにしましょう。
⑤会社法・商法の試験範囲と基本勉強法
商法・会社法で学ぶのは、主に以下の内容です。
- 商売の行うための特別ルール
- 会社の仕組み
- 会社に適用される特別ルール
行政書士試験では、商法・会社法の後回しにするべき科目です。
理由は、試験範囲に比べて配点が少ないからです。
私自身、令和5年度の試験では5問中1問しか正解できていません。
しかし、試験は合格見込みです(自己採点)
他の受験者でも、最初から商法・会社法を捨てるという人はいます。
まずは、行政法・民法の勉強を優先させましょう。
⑥基礎知識の試験範囲と勉強法
政治・経済・社会(基礎知識):
大学入試で出題される政治経済、現代社会のような問題が出題されます。
範囲が広く対策が立てづらいです。
最初は後回しにして直前期に勉強します。
情報通信・個人情報保護(基礎知識)
個人情報保護法や、最新のITのトレンドに用語の意味が問われます。
他の法律系科目と同じように学ぶことで対策が立てられます。
文章理解(基礎知識)
大学入試で出題される国語のようなイメージです。
法律の学習をしなくても、中学から高校生レベルの国語力があれば解くことが出来ます。
得意な人と、苦手な人にはっきりと分かれます。
直前期からの勉強でも問題ない科目です。
令和6年度から、一般知識の内容が変わります。詳しくは、こちらの記事から!


行政書士試験の配点
これらの6つの分野が全60問に分けて出題されます。
全60問は、毎年以下の順番で出題されます。


5肢択一式とは5つの中から1つの選択肢を選ぶ問題です。
多岐選択式とは、文章の穴埋め箇所が4つありますが、それを20の選択肢の中から選ぶ問題です。
配点の割合をまとめると、このようになります。


行政法と民法が配点の中心なので、勉強法も行政法と民法が中心になるのです。
申し込み方法 受験料・費用
申し込みは行政書士試験センターからの郵送またはインターネットでも申し込みを行います。
申込期間は7月下旬~8月下旬で、行政書士試験センターから発表されます。
この期間を逃してしまうと、試験を受けられません必ず申し込みましょう。
費用は10,400円です(令和5年度)
独学でも合格できるのか?
結論を言うと、独学での合格は十分可能です。
なぜなら、私はこれまで独学で行政書士試験の勉強を進めてきました。
令和4年度は176点でした。
令和5年度は記述抜きで188点(自己採点)でした。
今まで独学で勉強を続けてきて、これまでを振り返るとかなり回り道をしてきたと感じます。
その理由は、主にこの3つです。
- わからないところを自分で調べなければならず士官がかかる
- 講師のアドバイスがなく、弱みからにげて勉強を進めることになる。
- 調べた内容が間違っていてもわからないから非効率。
今の自分が初心者だとしたら、講座を受けることを選びます。
講座を受けることで、時間を節約でき、弱点を克服できる効率的な勉強を進められるからです。
【まとめ】行政書士試験を目指す方に伝えたいこと
この記事では以下を紹介しました。
- 行政書士試験の勉強は、民法と行政法がほぼすべて。
- 試験勉強の基本は「繰り返す」こと。
- わからないなら、飛ばして次に進む。
- 自分に合ったテキストと講座を選ぼう。
- 独学でも合格できるが、時間がかかる
最後にお伝えします。
行政書士試験を受けようと思う初心者の方は、出来るだけ早く勉強をスタートさせてください。
講座やテキストの情報、勉強法の情報はネット上にあふれています。
しかし、あなた自身が体験して「コレ良い!」と思ったものが一番の勉強法であり、テキストであり、講座です。
どうしても失敗したくない人には、無料でお試しできるテキストや問題集を下の記事で紹介しています。


まずは、あなた自身の行政書士権の勉強をスタートさせることが、合格への第一歩です。







